恋と愛の違いについて考えたことはありますか?
あなたが今想っている女性に対する気持ちは一体どちらでしょうか。
片思いならそれは恋かもしれないし、
付き合って日を重ねていくごとに気持ちが大きくなったら
それは愛と呼ぶかもしれません。
考え方は色々ありますよね。
ここでは恋を「好き」と仮定し、愛はそのまま「愛」ということにします。
好きだという思いと、愛しているという思い。
この違いについて涼峰 麗が考えてみます。
好きだと思っているうちは、相手よりも自分のことが大切です。
「俺のことを見てほしい」「好きになってほしい」「付き合いたい」
このような願望を一方的に考えたり、もしくは押し付けたりします。
付き合う前に限る話ではなく、恋人同士になった後でも
自分の願望ばかりが全面に出るようならそれは「恋」。
例えば、「もっと頻繁にLINEを返してほしい」とか
「好きだと言ってほしい」とか「もっと俺のために時間作ってよ」というようなこと。
自分が満足するために、相手に理想を求める状態です。
一方、これが「愛」になると優先順位が逆転し、
常に自分よりも相手の幸せを願えるような状態です。
我慢や苦労が苦だと感じなくなります。
愛には色々な形があって、恋愛もそうですが家族愛やペットへの愛なども当てはまります。
憎しみや嫉妬というのも、愛が故に起こるケースがあります。
これは悪い方に形を変えてしまっているので
相手の幸せを願う状態からはかけ離れていく例外のパターンです。
「愛」の究極の形は「どこかで笑って生きてさえくれるならそれでいい」です。
例えば、大切な人を亡くした、あるいはそれに似た経験をした人なら
このような感情を抱くかもしれません。
「もう何も要らないから、生きてさえいてくれればそれだけでいいから」
普通が普通でなくなった時、自分が今までどれだけ高望みしていたのか、
どれだけ幸せだったのか、ということが頭をよぎります。
でも後悔しようとも祈ろうとも答えは変わりません。
なので、今感じている幸せを当然だと思わずに噛み締めることが大切なんです。
パートナーがいらっしゃる方は「ありがとう」と言ってみてはいかがですか?
何かが起きてから後悔することも時には重要で、それが今後の糧にもなることもあります。
ですが、「伝えておいて良かった」と思えることもまた重要です。
お相手の方はきっと喜んでくれますから。