弱音は吐かないでおこうと思っている強がりの女性はとても多いです。
ネガティブなイメージを持たれたくないので、意中の男性や付き合って間もない彼に愚痴をこぼしたり弱音を吐いたりすることはほとんど無いでしょう。
こういう女性こそ「大丈夫」が口癖。自分が強がりだということを分かっていますし、実は男性にはそれを見透かして気にかけてもらえるのを待っています。
いわゆる「察してちゃん」の状態です。要は「弱さを見せまいと頑張っている自分」を見てほしいわけです。
「大丈夫」は信用するな
女性に「大丈夫?」と聞いて「大丈夫じゃないから助けて」と答えが返ってきたことはありますか?
また、「どうしたの?」と聞いているのに「大丈夫」と返ってきて、よく分からないけど大丈夫ならいいか、と特に気にせずそのままにしておいたことはありませんか?
女性が言う「大丈夫」は、「(私が我慢すれば、私が頑張れば) 大丈夫」という意味が込められています。
実際は大丈夫じゃないのに、心配をかけたくないから、言っても無駄だからと判断し、諦めているときに言う言葉が「大丈夫」なんです。
本当に大丈夫な人は、心当たりが無いので「何が?」と答えます。
ちなみに彼女限定ではなく、友人や部下などに声をかけるときにも気を付けてみてください。「大丈夫?」と訊かれると「大丈夫じゃない」とは答えにくいですから、あえて「無理そう?」「ダメそう?」という風に訊くのがポイント。
男性は、大丈夫だと言われたらあっさりそれを信じてしまいます。察するのは難しいですよね。でも、女性の本意を知った今なら対応のしかたは分かるはずです。
もしあなたに「大丈夫じゃないよね?」と言われたら、彼女は本音を察してくれたことが嬉しくてたまらないはずですし、「この人は他の男性とは違う」と好感度が上がるポイントです。本音が出るまでしつこいくらい踏み込んでみてください。
もう一言添えるなら「いつも頑張ってるの知ってるからね」「強がらなくてもいいよ」「無理しないで何でも話してね」…このように声をかけるのがいいですね。彼女にとっては優しく抱きしめて受け止めてくれるような彼が理想です。
意見せず共感せよ
彼女の弱音を引き出せたら、あなたがするべきことはただ相槌を打つだけです。「それじゃ何も解決せえへんやんか」と思いますよね?いいんです、なぜなら女性は解決を求めているわけじゃないからです。
弱音の原因が「もうあなたとやっていけそうにない…」とかなら最終的に問題を解決する必要はありますが、どんな弱音であっても基本は話を聞くだけでかまいません。
女性は感情で動く生き物です。自分の気持ちを話すことで楽になり、考えや感情を整理していく過程が女性にとっては重要なんです。解決はその結果としてあればいいくらいの感じです。
例えば女性同士の会話では常に共感がベースです。女性は協調性を大切にし相手に合わせることが得意で、基本的に相手を否定することはありません。もちろん親しくなれば何でも言い合えるものですが、そこまでの仲になるまではそれなりの時間を要します。
相談の乗り方や相槌の打ち方なども男性とは大きく違います。
男性は「結論」を求める傾向にありますが、女性は「吐き出させて楽にさせてあげたい」という考えです。相談相手の立場に立って共感することで心を解させ、自分を責め過ぎて悪循環になってしまうことも避けることができす。
男性の場合は女性の悩みを解決してあげようという善意から、違うと思ったところには突っ込み、自分の意見を述べます。
「いや、それは違うよ」と割って入ってはいませんか?女性は話を否定されるとショックを受け、もうこの人に相談するのはやめようと思ってしまうこともあります。
男性の方も、相談を受ける時だけでなく普段からできるだけ女性の話には共感してあげるよう意識してみてください。
共感を得られると女性は話しやすい人だなと感じ、どんどん自分の話をするようになります。「うんうん」「なるほど」「分かるよ」と一旦相槌を挟んだ上で、「じゃあこういうのはどう?」と提案する形で自分の意見を伝えてみてください。
女性がハッキリとしたアドバイスや結論を求めている場合は、だらだらと愚痴をこぼすのではなく「どう思う?」「こうした方がいいかな?」というようにいかにも相手に意見を求める発言をしてきます。この場合はしっかりあなたなりのアドバイスをしてあげるといいでしょう。
無意識にモラハラしていないか
男性は助言をするとなると、女性が求めていない言葉を言ってしまったり自分の意見を押し付けて諭そうとしがちです。
男性は悪気が無く、むしろ彼女のために良かれと思って言っています。でもこれが逆に問題なんです。なぜなら「モラハラ」は全員無自覚だからです。
言い合いになった時に持論を展開して上から目線で怒る男性は多いです。
女性は劣等感を感じ、肩身が狭くなり、ついには本当に言いたいことも言えなくなってしまいます。「自分が絶対に正しい」と思っても、女性の意見に耳を傾けて理解しようとしている姿勢は見せてあげてください。
たとえ年上の男性であっても、対等な目線で話してくれるかどうかということを女性はよく見ていますし、男性の方が人生経験が豊富だったとしたなら、女性はそれを日頃の付き合いから重々分かっています。
普段から寄り添ってくれる姿勢が伝わればいざという時は素直に従うことができます。
女性に非がある場合でも頭ごなしに叱ることは逆効果です。反発するかだんまりを決め込むかどちらかでしょう。
自分が悪いと分かっていても折れるタイミングを見失ってしまい「でも」「だって」と無駄に言い返したくなったりします。
こうなってはやり取りが不毛なので、その日の話し合いは一旦ストップしましょう。改めて話すと女性もクールダウンして冷静な話し合いができます。
注意する時やケンカの時こそ愛を伝えることが大切です。要はアメとムチみたいなものです。
言葉にして「○○のために言ってるんだよ」というのは女性からすれば「余計なお世話」という風に捉え兼ねません。
ここは「○○とずっと一緒にいたいからこれは直してほしい」とか、ケンカのあとに「でも好きだよ」と一言言ってあげるくらいの優しさを見せることができれば、彼女も素直に意見を聞き入れてくれます。
「大丈夫」は嘘。女性が弱音を吐いたときにあなたが取るべき対応 まとめ
- 女性の言う「大丈夫」は (私が我慢すれば) という意味
- 女性は感情的に考えて行動する
- 女性は解決や結論は求めていない
- 相槌を打って話を聞くことに徹する
- モラハラは無意識に上から目線で話している